視界や取り回しなどの"運転のしやすさ"の観点から車を評価するサイトです

8d5b31d5.jpgホンダ インサイト
[2代目 ZE2型 2009年2月~]





2代目インサイトは、エコカーブームの流れに乗って好調な売れ行きを維持している人気車ですが、試乗をしてみた印象では、視界や取り回しの面からは、トヨタプリウスと同様に様々な問題がある車のように感じました。

前方の視界は、フロントウィンドウが大きいので圧迫感こそあまりありませんが、
ダッシュボードが高い位置にあり、ボンネットは全く見えません。

また、フロントウィンドウの傾斜がきつく、ダッシュボードが奥まっているので、
ボンネット先端の位置はわかりづらく、見切りには慣れが必要です。
バックミラーの取り付け位置が低く、左斜め前の視界を妨げるのも気になる点です。

斜め前の視界は、Aピラーはそれほど太くなく、
三角窓も有効に機能しているので、悪くありません。
サイドミラーも大きく、見やすいです。
しかし、ピラーがかなり寝ているので、太さの割りに死角は気になります。
また、左右の視界はウィンドウの下端が低いことから良好で、とても開放的なので、
斜め前と左右の視界はライバルのプリウスよりも勝っている印象です。
 
後方の視界は、リアウィンドウが小さいためかなり悪く
また、Cピラーが極太なことから、特に斜め後方の視界はかなり悪いです。
ただ、プリウスと同様にリアスポイラーの下の部分はガラスになっているので、
後方の下のほう(地面に近い部分)は意外によく見えます。

プリウスも後方視界はよくありませんが、インサイトの後方視界は
プリウスと同等かそれ以上に狭く、
バックする際にはバックモニタの助けが必要だと思います。

2代目インサイトは、ボディは比較的小さく小回りは利くのですが、
視界がよくないので、運転しやすいとは言いがたい車です。
ライバルのプリウスとは、運転のしやすさの観点からは
"どっちもどっち"と言った印象で、
運転のしやすさを第一に考えるドライバーには、あまり向いていない車かもしれません。
 
運転のしやすさ:6/10


プリウストヨタ プリウス (Prius)
[3代目 ZVW30型 2009年5月~]





3代目プリウスは、エコカー減税や補助金の影響もあり大ヒットしていますが、
試乗をしてみて視界や取り回しの面からは、様々な問題がある車のように感じました。

前方の視界は、ヒップポイントは高いものの、それ以上にダッシュボードが高く
傾斜のきついフロントガラスと相まって、かなり悪い印象です。
ダッシュボードは2代目プリウスでもかなり高めでしたが、3代目では
それにも増して高くなっているので、視界がますます狭くなっているように感じます。

フロントガラスが奥まった位置まで伸びていて、ボンネットがまったくみえないので
車幅の感覚は非常につかみにくく、ボンネット先端の位置もわかりにくいです。
慣れるまでは狭い道での取り回しには、少しばかり苦労させられそうです。

また、バックミラーの位置が低く、前方左側の視界を遮るのが
とても気になります。これも2代目プリウスより悪くなったと感じる部分です。

Aピラーは非常に太く、三角窓はあるものの
それほど有効に機能しているとは言えません。
また、傾斜が非常にきついので、右斜め前の死角はかなり気になります。

左右の視界は、ヒップポイントは高いのですが、
ウィンドウの下端も高いので、あまりよくはなく、
それほど大きな問題はないものの、
ここでも視界があまり開けてない感があります。

後方の視界は、リアウィンドウが小さいためかなり狭く
Cピラーも太いため、よいとは言えませんが、
2代目と比べると若干改善している印象です。
ただ、後方の視界はスポイラーの下の部分がガラスになっていてるので、
下方向の視界は意外によく見えます。
とはいえ、車庫入れが苦手な人はバックモニターがないと
狭い場所での駐車には難儀しそうです。

3代目プリウスは、先進のハイブリッド技術を搭載した
ある意味世界で一番進んでいる車と言えるかもしれませんが、
視界や取り回しに関しては、お世辞にもよいとは言えない車です。

特に前方の視界は、空気抵抗を低減して燃費を稼ぐためだと思いますが、
2代目プリウスより更に退化してしまっていると感じます。

3代目プリウスは、最近の視界が狭い車に慣れている方には
問題ないかもしれませんが、
一昔前の視界の開けていたセダンやコンパクトカーなどから買い替える方は、
試乗で視界や取り回しを一度じっくりと確かめてみたほうがよさそうです。

運転のしやすさ:6/10


77b93e33.jpgスズキ スプラッシュ
[初代 DBA-XB32S型 2008年10月~]





2代目スイフトベースのスプラッシュですが、運転感覚はスイフトとはかなり異なる車になっています。

前方の視界はピップポイントが高すぎるくらい高いため良好です。
しかし、ボンネットは見えず、ボンネットの先端が丸くなっていることから、
ボディ先端の見切りはあまりよくありません。

右斜め前の視界は、三角窓は一応機能しているものの
Aピラーの付け根が非常に太く、右折の際にはピラーの死角がかなり気になります。

左右の視界はウィンドウの下端が低いため、
見晴らしがよく、良好な視界を楽しむことができます。

後方の視界はCピラーがかなり太いことから、左斜め後ろが見づらく、
また、真後ろの視界もリアウィンドウが小さく、
大きめの3つのヘッドレストが視界をさえぎるためによくありません。
このため、ボディのサイズの割りにバックはしにくい車のように感じます。

もうひとつ気になったのが、最小回転半径が5.2mと
ボディサイズの割りに小回りがきかないことで、
これは、小回りがきくマーチなどに比べると、
アレっ?と思うほどハンドルが切れません。

スプラッシュは、前方の視界はAピラーの死角を除けば、
見晴らしがよく良好ですが、後方視界には若干問題ありで、
小回りがあまりきかないこともあわせて、
バックが苦手な人は試乗でよく確認してみたほうがいいと思います。

運転のしやすさ:7/10


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