視界や取り回しなどの"運転のしやすさ"の観点から車を評価するサイトです
[3代目 ZVW30型 2009年5月~]
3代目プリウスは、エコカー減税や補助金の影響もあり大ヒットしていますが、
試乗をしてみて視界や取り回しの面からは、様々な問題がある車のように感じました。
前方の視界は、ヒップポイントは高いものの、それ以上にダッシュボードが高く
傾斜のきついフロントガラスと相まって、かなり悪い印象です。
ダッシュボードは2代目プリウスでもかなり高めでしたが、3代目では
それにも増して高くなっているので、視界がますます狭くなっているように感じます。
フロントガラスが奥まった位置まで伸びていて、ボンネットがまったくみえないので
車幅の感覚は非常につかみにくく、ボンネット先端の位置もわかりにくいです。
慣れるまでは狭い道での取り回しには、少しばかり苦労させられそうです。
また、バックミラーの位置が低く、前方左側の視界を遮るのが
とても気になります。これも2代目プリウスより悪くなったと感じる部分です。
Aピラーは非常に太く、三角窓はあるものの
それほど有効に機能しているとは言えません。
また、傾斜が非常にきついので、右斜め前の死角はかなり気になります。
左右の視界は、ヒップポイントは高いのですが、
ウィンドウの下端も高いので、あまりよくはなく、
それほど大きな問題はないものの、
ここでも視界があまり開けてない感があります。
後方の視界は、リアウィンドウが小さいためかなり狭く
Cピラーも太いため、よいとは言えませんが、
2代目と比べると若干改善している印象です。
ただ、後方の視界はスポイラーの下の部分がガラスになっていてるので、
下方向の視界は意外によく見えます。
とはいえ、車庫入れが苦手な人はバックモニターがないと
狭い場所での駐車には難儀しそうです。
3代目プリウスは、先進のハイブリッド技術を搭載した
ある意味世界で一番進んでいる車と言えるかもしれませんが、
視界や取り回しに関しては、お世辞にもよいとは言えない車です。
特に前方の視界は、空気抵抗を低減して燃費を稼ぐためだと思いますが、
2代目プリウスより更に退化してしまっていると感じます。
3代目プリウスは、最近の視界が狭い車に慣れている方には
問題ないかもしれませんが、
一昔前の視界の開けていたセダンやコンパクトカーなどから買い替える方は、
試乗で視界や取り回しを一度じっくりと確かめてみたほうがよさそうです。
運転のしやすさ:6/10
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