視界や取り回しなどの"運転のしやすさ"の観点から車を評価するサイトです
[初代 ZF1型 2010年2月~]
CR-Zはスポーツタイプのハイブリッドカーという新しいジャンルの車で、
予想を遥かに上回る受注を達成している人気車ですが、
スポーツタイプの車ということもあって、
視界や取り回しの面ではいろいろと問題があるように感じました。
前方の視界は、スポーティーカーらしくヒップポイントが低いことに加えて
ダッシュボードがかなり高いので、お世辞にもよいとは言えず、
体を前に乗り出してもボンネットは全く見えません。
このため、ボンネットの先端の見切りは慣れるまでは苦労しそうです。
ただ、Aピラーは付け根の部分が比較的手前にあって
あまり視界の邪魔にはならないので、斜め前方の視界は悪くはなく
右折の際の死角はそれほど気にならない感じです。
左右の視界はヒップポイントが低いので
いいとは言えず、普通と言ったところです。
斜め後方の視界はCピラーが非常に太いのでほとんど見えず、
駐車や車庫入れはかなりむずかしいと感じました。
ただ、真後ろの視界は上下に広く見える分、インサイトより少しよくなっています。
いずれにしても後方視界はかなり悪いので、
リアカメラ(バックモニタ)は付けておいたほうがよさそうです。
CR-Zはスポーツタイプの車なので、
視界がある程度犠牲になるのは仕方がないのかもしれませんが、
私が以前に乗っていた昔のホンダのスポーティーカー
(3代目インテグラや、5代目シビックなど)と比べると、
ダッシュボードが高く、前方の視界が実に狭く感じられます。
最近の車はCR-Zに限らずダッシュボードが高い車が多いので、
これは本当になんとかして欲しいところです。
また、インサイトやプリウス同様、後方視界はかなり悪いので、
運転のしやすさの観点からは、あまりよい点数は付けられない車という印象です。
運転のしやすさ:6/10
[2代目 ZE2型 2009年2月~]
2代目インサイトは、エコカーブームの流れに乗って好調な売れ行きを維持している人気車ですが、試乗をしてみた印象では、視界や取り回しの面からは、トヨタプリウスと同様に様々な問題がある車のように感じました。
前方の視界は、フロントウィンドウが大きいので圧迫感こそあまりありませんが、
ダッシュボードが高い位置にあり、ボンネットは全く見えません。
また、フロントウィンドウの傾斜がきつく、ダッシュボードが奥まっているので、
ボンネット先端の位置はわかりづらく、見切りには慣れが必要です。
バックミラーの取り付け位置が低く、左斜め前の視界を妨げるのも気になる点です。
斜め前の視界は、Aピラーはそれほど太くなく、
三角窓も有効に機能しているので、悪くありません。
サイドミラーも大きく、見やすいです。
しかし、ピラーがかなり寝ているので、太さの割りに死角は気になります。
また、左右の視界はウィンドウの下端が低いことから良好で、とても開放的なので、
斜め前と左右の視界はライバルのプリウスよりも勝っている印象です。
後方の視界は、リアウィンドウが小さいためかなり悪く
また、Cピラーが極太なことから、特に斜め後方の視界はかなり悪いです。
ただ、プリウスと同様にリアスポイラーの下の部分はガラスになっているので、
後方の下のほう(地面に近い部分)は意外によく見えます。
プリウスも後方視界はよくありませんが、インサイトの後方視界は
プリウスと同等かそれ以上に狭く、
バックする際にはバックモニタの助けが必要だと思います。
2代目インサイトは、ボディは比較的小さく小回りは利くのですが、
視界がよくないので、運転しやすいとは言いがたい車です。
ライバルのプリウスとは、運転のしやすさの観点からは
"どっちもどっち"と言った印象で、
運転のしやすさを第一に考えるドライバーには、あまり向いていない車かもしれません。
運転のしやすさ:6/10
[3代目 ZVW30型 2009年5月~]
3代目プリウスは、エコカー減税や補助金の影響もあり大ヒットしていますが、
試乗をしてみて視界や取り回しの面からは、様々な問題がある車のように感じました。
前方の視界は、ヒップポイントは高いものの、それ以上にダッシュボードが高く
傾斜のきついフロントガラスと相まって、かなり悪い印象です。
ダッシュボードは2代目プリウスでもかなり高めでしたが、3代目では
それにも増して高くなっているので、視界がますます狭くなっているように感じます。
フロントガラスが奥まった位置まで伸びていて、ボンネットがまったくみえないので
車幅の感覚は非常につかみにくく、ボンネット先端の位置もわかりにくいです。
慣れるまでは狭い道での取り回しには、少しばかり苦労させられそうです。
また、バックミラーの位置が低く、前方左側の視界を遮るのが
とても気になります。これも2代目プリウスより悪くなったと感じる部分です。
Aピラーは非常に太く、三角窓はあるものの
それほど有効に機能しているとは言えません。
また、傾斜が非常にきついので、右斜め前の死角はかなり気になります。
左右の視界は、ヒップポイントは高いのですが、
ウィンドウの下端も高いので、あまりよくはなく、
それほど大きな問題はないものの、
ここでも視界があまり開けてない感があります。
後方の視界は、リアウィンドウが小さいためかなり狭く
Cピラーも太いため、よいとは言えませんが、
2代目と比べると若干改善している印象です。
ただ、後方の視界はスポイラーの下の部分がガラスになっていてるので、
下方向の視界は意外によく見えます。
とはいえ、車庫入れが苦手な人はバックモニターがないと
狭い場所での駐車には難儀しそうです。
3代目プリウスは、先進のハイブリッド技術を搭載した
ある意味世界で一番進んでいる車と言えるかもしれませんが、
視界や取り回しに関しては、お世辞にもよいとは言えない車です。
特に前方の視界は、空気抵抗を低減して燃費を稼ぐためだと思いますが、
2代目プリウスより更に退化してしまっていると感じます。
3代目プリウスは、最近の視界が狭い車に慣れている方には
問題ないかもしれませんが、
一昔前の視界の開けていたセダンやコンパクトカーなどから買い替える方は、
試乗で視界や取り回しを一度じっくりと確かめてみたほうがよさそうです。
運転のしやすさ:6/10
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